アフリカ地域研究会

第267回アフリカ研究地域研究会(11月20日(木))開催

第267回アフリカ研究地域研究会(11月20日(木))開催

本報告では、南アフリカの反アパルトヘイト活動家スティーブ・ビコの思想内容を1960年代・70年代という時代状況に位置付けて紹介した上で、日本語への翻訳(『俺は書きたいことを書く』現代企画室、1988年[原著1978年])とその受容、そしてビコの生涯を題材とする映画『遠い夜明け(Cry Freedom)』の日本公開後の反応を検討する。以上の分析を通して本報告は…

第266回アフリカ研究地域研究会(7月17日(木))開催

第266回アフリカ研究地域研究会(7月17日(木))開催

コンゴ民主共和国では、「アフリカ大戦」とも称される大規模な紛争により、540万以上の死者を出し、現在もM23の武装蜂起など依然として不安定な情勢が続いている。国家の機能が十分に及ばず、国際社会の支援も限定的な紛争後の社会において、人々は独自の知識や技術を駆使しながら復興への道筋を模索している。本発表では、このような状況下で活躍する商人たちに焦点を当て、彼らが…

第265回アフリカ地域研究会(2025年6月19日(木)開催)

第265回アフリカ地域研究会(2025年6月19日(木)開催)

2000年代から2010年代初頭にかけてのセネガルは、かつてなかったほど政治と宗教の関係が可視化された時代だった。政府は教団への支援を背景とした農地改革や都市開発、教育改革を行い、アラブ・イスラーム圏に力を入れた国際政治を進めた。国公立大学であるダカール大学でも、学生たちは宗教サークルの儀礼や勉強会に積極的に参加した。本発表では、セネガル近現代の大きな動きを…

【延期後開催のお知らせ】第263回アフリカ地域研究会(2024年12月26日)

【延期後開催のお知らせ】第263回アフリカ地域研究会(2024年12月26日)

人びとが密に住まう島で、女性たちは近所で日々食べ物をやり取りし、おせっかいで親密につきあう一方、その関係は固着しすぎず隣2~3軒の範囲で短期間で組み替わる。近所では誰かについてのゴシップが飛び交うが、関係は極めて険悪にはならない。本発表では、おせっかいで親密だがドライさと風通しのよさも併せ持つこの隣人関係がいかに生まれるのかを、海や路地が生み出すリズムと、そ…

第264回アフリカ地域研究会(2024年11月21日開催)

第264回アフリカ地域研究会(2024年11月21日開催)

ナイジェリアでは治安機関による市民に対する暴力が問題となっている。彼らは警察や軍により暴行を受け、いわれのない罪で逮捕され、刑務所で長期間拘留される。近年ではこうした暴力に対する抗議運動が盛んに行われ、またメディアでは釈放された人々が「被害者」として自身の経験を語る。本発表ではそうした苦難の経験を抱える人々がなぜ、どのように自身の経験を語り、またいかに「新た…

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