2023年度 アフリカ地域研究資料センター公開講座

シリーズ「関わる・育む・健康」

イベント概要

講師
  • ◆第1回 2023年10月7日(土) 講師:高田 明(京都大学アフリカ地域研究資料センター・教授)

    ◆第2回 2023年11月11日(土) 講師:杉山 由里子(京都大学アフリカ地域研究資料センター・特任研究員)

    ◆第3回 2023年12月9日(土) 講師:林 耕次(京都大学アフリカ地域研究資料センター・特任研究員)

    ◆第4回 2024年1月13日(土) 講師:安岡 宏和(京都大学アフリカ地域研究資料センター・准教授)

    ◆第5回 2024年2月3日(土) 講師:原田 英典(京都大学アフリカ地域研究資料センター・准教授)
日時・場所
  • 2023年10月7日~2024年2月3日(土)
  • 15:00〜17:00(開場14:30)
  • 京都大学稲盛財団記念館3階 大会議室(第2回11月11日のみ中会議室)
お問い合わせ先
  • 京都大学アフリカ地域研究資料センター
    Tel:075-753-7803
  • manabiafrica[at]gmail.com([at]は@に変更してください)

内容

今回のシリーズでは、「関わる・育む・健康」をメインテーマとして、5回連続で公開講座を行います。アフリカにおけるさまざまな人や組織との関わり、それを通じて、子どもや新参者が社会の一員となれるように育んでいくこと、さらにはそのなかで目指されている諸個人や社会の健康について、5人の少壮のアフリカニストが自らの研究に基づいて論じます。

第1回 子育て 「人類学から考える子育て:南部アフリカ クン・サンの事例から」(高田 明)

子どもの成長はその子がおかれた家族や社会と深く結びついている。人類学は、子どもとそれをとりまく人々のやりとりが時代や地域によってさまざまなかたちをとりうることを示してきた。今回の発表では、南部アフリカのナミビア北中部に住んでいるクン・サンを事例として、こうした可能性について、皆さんと一緒に考えてみたい。具体的には、クン・サンにおける授乳の様式、ジムナスティック(養育者が膝の上で乳児をジャンプさせる一連の行動)の分析について紹介する。

第2回 死 「環境の変化の中で死と向き合う:南部アフリカ ブッシュマン(セントラル・カラハリ・サン)の事例から」(杉山 由里子)

大切な人の死―これは私たち誰しもが少なからず経験することである。しかし、誰しもが心に抱えているその喪失は、日常の中で意識するような題材ではなく、個人的に向き合っていくべきものという諦めが、死を前にした私たちをますます孤立させてきた。ボツワナに生きる狩猟採集民ブッシュマン(セントラル・カラハリ・サン)は、ふとした瞬間に溢れては消える喪失の感情を、繋ぎ合わせ共感し合う。そのような死との向き合い方が、社会変容と共にどのように変化してきたかを考察していく。

第3回 衛生感覚 「子どもの日常から探る衛生感覚:カメルーン熱帯 バカ・ピグミーの事例から」(林 耕次)

アフリカ熱帯地域に定住したピグミー系狩猟採集民バカ(Baka)の社会では、おとなたちが子どもたちに対して物事を積極的に教える行為はほとんどみられず、模倣しながら経験を積むことが一般的である。こうしたなかで、バカの子どもたちが日々の暮らしや活動を通じて、どのようにまわりの人びとと関わりながら、健康に結びつく衛生感覚を養い、意識しているのだろうか。この発表では、バカの人びとをとりまく生活環境の現状や変容を踏まえて、子どもによる水くみや排泄、調理などの事例を紹介しながら考える。

第4回 野生動物マネジメント 「コンゴ盆地・カメルーンの熱帯雨林で野生動物マネジメントを共創する」(安岡 宏和)

熱帯雨林では家畜飼養ができないため、野生動物が主たるたんぱく源として人びとの健康を支えてきた。ところが、カメルーン東南部では1990年代から森林のゾーニングが施行され、商業伐採が拡大するとともに、地域住民による狩猟や森林資源利用が制限されてきた。このような状況を打破するためには、保全機関と地域住民が協働して関わることのできる資源マネジメントを構築する必要がある。本発表では、そのような目的のもとでおこなってきたプロジェクトを紹介しながら、人間と野生動物の関係について考えてみたい。

第5回 水と衛生 「水・衛生と健康:ザンビア・ルサカの事例から」(原田 英典)

水の利用と汚水の始末(水・衛生)は、生きるうえで必要なことである。こうした私的な側面を持つ水・衛生は、一方では地域社会における公共的な側面も持ち、人びとと水・衛生との関わりは多様である。本発表は、サハラ以南アフリカの水・衛生の現状を概観しつつ、水・衛生と人びととの関わりを考えたい。ザンビア・ルサカ市周縁地域の衛生環境についての調査結果を紹介しつつ、下痢リスクに注目した住民参加型アプローチに基づく水・衛生の試みを事例として、地域の人びとが主体となった水・衛生について考察する。

講師

◆第1回 2023年10月7日(土) 講師:高田 明(京都大学アフリカ地域研究資料センター・教授)

◆第2回 2023年11月11日(土) 講師:杉山 由里子(京都大学アフリカ地域研究資料センター・特任研究員)

◆第3回 2023年12月9日(土) 講師:林 耕次(京都大学アフリカ地域研究資料センター・特任研究員)

◆第4回 2024年1月13日(土) 講師:安岡 宏和(京都大学アフリカ地域研究資料センター・准教授)

◆第5回 2024年2月3日(土) 講師:原田 英典(京都大学アフリカ地域研究資料センター・准教授)

日時・場所

2023年10月7日~2024年2月3日(土)
15:00〜17:00(開場14:30)
京都大学稲盛財団記念館3階 大会議室(第2回11月11日のみ中会議室)

対象

会場での受講定員は80名(先着順)

参加費

無料

お申し込み

お名前(ふりがな)、Eメールアドレス/電話番号などの連絡先、受講希望講座を記して、下記のいずれかへお送り下さい。各講座の5日前までにお申込み下さい。

1)E-mail:manabiafrica[at]gmail.com([at]は@に変更してください)

2)郵便:〒606-8501 京都市左京区吉田下阿達町46
京都大学アフリカ地域研究資料センター 公開講座係

後援・協力

この公開講座は、科研費基盤(S)「アフリカ狩猟採集民・農牧民のコンタクトゾーンにおける子育ての生態学的未来構築」(2022-2026年度)の成果の一部です。

お問い合わせ先

京都大学アフリカ地域研究資料センター
Tel:075-753-7803
manabiafrica[at]gmail.com([at]は@に変更してください)

ご注意・備考

会場併設の駐車場では、一般の方の駐車スペースを設けておりません。ご来場の際には、公共の交通機関をご利用くださいますよう、よろしくお願いいたします。