本郷 峻(Shun HONGO)
特定研究員

霊長類の社会構造を決定する要因に興味を持ち、マンドリルを対象に社会生態学的研究をしてきました。マンドリルは、300頭から800頭以上にもなる、霊長類最大の集団をつくって生活しています。彼らはどのように大集団を維持し、そしてなぜ大集団をつくるのでしょうか。この謎の解明を目指して、ガボン共和国南西部のムカラバードゥドゥ国立公園で、直接観察とカメラトラップなどの間接情報を組み合わせて調査を行ってきました。2018年度からは、フィールドをカメルーン共和国の南東部熱帯林に移し、より広く哺乳類の密度推定と個体群生態学を研究していく予定です。

専門分野

霊長類行動生態学、哺乳類個体群生態学

研究課題

カメラトラップを用いた哺乳類の密度推定法の確立、霊長類の社会進化メカニズムの解明

キーワード

社会構造、密度推定、アフリカ熱帯林、カメラトラップ、ガボン、カメルーン

経歴

  • 2002年4月〜2005年3月

    愛知県立旭丘高等学校

  • 2005年4月〜2009年3月

    京都大学理学部

  • 2009年4月〜2011年3月

    京都大学大学院理学研究科生物科学専攻・修士課程

  • 2011年4月〜2016年11月

    京都大学大学院理学研究科生物科学専攻・博士後期課程

  • 2016年11月24日

    京都大学博士(理学)の学位を授与される

職歴

  • 2012年4月〜2014年3月

    日本学術振興会特別研究員(DC2)

  • 2014年4月〜2017年3月

    大阪府立大学工業高等専門学校・非常勤講師

  • 2016年12月〜2017年3月

    京都大学大学院理学研究科・教務補佐員

  • 2017年4月〜2017年7月

    京都大学霊長類研究所・教務補佐員

  • 2017年8月〜2018年3月

    京都大学霊長類研究所・研究員

  • 2018年4月〜現在

    京都大学アフリカ地域研究資料センター・特定研究員(JST/JICA-SATREPS)

所属学会

  • International Primatological Society
  • 日本霊長類学会
  • 日本アフリカ学会(国際交流委員)
  • 日本生態学会
  • 日本動物行動学会
  • 日本哺乳類学会

学術論文

  1. Akomo-Okoue, E. F., E. Inoue, C. Atteke, Y. Nakashima, S. Hongo, M. Inoue-Murayama and J. Yamagiwa. 2015. Noninvasive Genetic Analysis for Assessing the Abundance of Duiker Species among Habitats in the Tropical Forest of Moukalaba, Gabon. Mammal Research 60(4): 375–384. DOI: 10.1007/s13364-015-0233-1.
  2. Hongo S. 2014. New Evidence from Observations of Progressions of Mandrills (Mandrillus sphinx): a Multilevel or Non-nested Society? Primates 55(4): 473–481. DOI: 10.1007/s10329-014-0438-y.
  3. Inoue, E., E. F. Akomo-Okoue, C. Ando, Y. Iwata, M. Judai, S. Fujita, S. Hongo, C. Nze-Nkogue, M. Inoue-Murayama and J. Yamagiwa. 2013. Male Genetic Structure and Paternity in Western Lowland Gorillas (Gorilla gorilla gorilla). American Journal of Physical Anthropology 151(4): 583–588. DOI: 10.1002/ajpa.22312.
  4. 本郷峻. 2012. 見回し行動の機能の違いが嵐山のニホンザルの行動様式に与える影響」霊長類研究』28(2): 127–139. DOI: 10.2354/psj.28.011.
  5. 本郷峻. 2018. 霊長類学におけるカメラトラップ研究」霊長類研究』34: 53–64. DOI: 10.2354/psj.34.014.
  6. Hongo, S., Y. Nakashima, E. F. Akomo-Okoue and F. L. Mindonga-Nguelet. 2018. Seasonal Change in Diet and Habitat Use in Wild Mandrills (Mandrillus sphinx). International Journal of Primatology 39(1): 27–48. DOI: 10.1007/s10764-017-0007-5.
  7. Hanya, G., Y. Otani, S. Hongo, T. Honda, H. Okamura and Y. Higo. 2018. Activity of Wild Japanese Macaques in Yakushima Revealed by Camera Trapping: Patterns with Respect to Season, Daily Period and Rainfall. PLoS ONE 13(1): e0190631. DOI: 10.1371/journal.pone.0190631.
  8. Hongo, S., Y. Nakashima, E. F. Akomo-Okoue and F. L. Mindonga-Nguelet. 2016. Female Reproductive Seasonality and Male Influxes in Wild Mandrills (Mandrillus sphinx). International Journal of Primatology 37(3): 416–437. DOI: 10.1007/s10764-016-9909-x.

著作

  1. 山極寿一・本郷峻. 2017. 人類の社会性の進化(上):「社会」の学としての霊長類学』詩想舎.
  2. 本郷峻. 2016. マンドリルはいずこ」田島知之(他編). ①アジア・アフリカの哺乳類編』はじめてのフィールドワーク. 東海大学出版部, 189–229.
  3. Yamagiwa, J. and S. Hongo. 2015. Evolution of the Human Sociality: A Quest for the Origin of Our Social Behavior. KyotoUx. edx, 000x.
  4. 本郷峻. 2017. ドリル」京都大学霊長類研究所(編). 世界で一番美しいサルの図鑑』エクスナレッジ, 192.
  5. 本郷峻. 2017. マンドリル」京都大学霊長類研究所(編). 世界で一番美しいサルの図鑑』エクスナレッジ, 190–191.
  6. 山極寿一・本郷峻. 2017. 人類の社会性の進化(下):共感社会と家族の過去、現在、未来』詩想舎.

主な研究プロジェクト

  • 2018〜2023年 JST/JICA-SATREPS「在来知と生態学的手法の統合による革新的な森林資源マネジメントの共創(CoMÉCA)
  • 2009〜2014年 JST/JICA-SATREPS「野生生物と人間の共生を通じた熱帯林の生物多様性保全 (PROCOBHA)

個人ウェブサイト

連絡先

Mail:hongo [at] jambo.africa.kyoto-u.ac.jp(at]を@に変えてください)