エチオピア中央高原には古くから連綿と受け継がれてきた「牛耕」を営む人びとがいる。彼らの実践と文化を複合的な視点をもったフィールドワークで解きほぐし、牛を牽引力とする犁農耕形態の実態と意義について、現代アフリカ農業として文脈的に再評価する。