園田 浩司(Koji SONODA)
特任研究員

カメルーン東部に暮らす狩猟採集民バカの狩猟採集活動における対面相互行為の研究を行っている。とくに狩猟採集活動に参加する子どもと、それを支援する大人の会話に着目し、分析を進めている。子どもたちの社会化過程を描き出すにあたって、日常生活の中で彼らが接している何気ない会話の形式や連鎖のあり方に注目している。そこには人々の他者意識と自然認識がどのように関わっているのかを明らかにしたいという問題意識がある。

専門分野 / 研究課題 / キーワード

アフリカ地域研究, 人類学 / 子どもの社会化 / 対面相互行為, 言語的社会化, 会話分析, 子ども, 狩猟採集, カメルーン, 会話における「さりげなさ」

経歴

  • 2003年4月

    関西大学社会学部社会学科 入学

  • 2007年3月

    関西大学社会学部社会学科 卒業

  • 2007年4月

    関西大学大学院文学研究科総合人文学専攻芸術学美術史専修修士課程 入学

  • 2009年3月

    関西大学大学院文学研究科総合人文学専攻芸術学美術史専修修士課程 修了

  • 2009年4月

    京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科アフリカ地域研究専攻 博士課程(一貫) 入学

  • 2016年3月

    京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科アフリカ地域研究専攻 博士課程(一貫) 博士号取得

職歴

  • 2012年5月

    京都大学大学院 アジア・アフリカ地域研究研究科 ティーチング・アシスタント(2013年3月31日迄)

  • 2013年4月

    日本学術振興会特別研究員DC2(2015年3月31日迄)

  • 2015年4月

    京都大学東南アジア研究所 教務補佐員(2016年3月31日迄)

  • 2016年4月

    京都大学アフリカ地域研究資料センター特任研究員(2017年3月31日迄)

  • 2017年2月

    エディンバラ大学アフリカセンター客員研究員(2017年7月31日迄)

  • 2017年4月

    日本学術振興会特別研究員PD(大阪大学文学研究科)(2020年3月31日迄)

  • 2018年4月

    京都外国語大学外国語学部非常勤講師(「生活と天然資源」「生活とエネルギー」担当)(2020年3月31日迄)

  • 2018年9月

    関西学院大学総合政策学部非常勤講師(「文化人類学」担当)(現在に至る)

  • 2018年9月

    大阪青山大学健康科学部非常勤講師(「国際協力論」担当)(現在に至る)

  • 2019年9月

    龍谷大学国際学部非常勤講師(「環境共生論入門」担当)(現在に至る)

  • 2020年4月

    京都大学アフリカ地域研究資料センター特任研究員(現在に至る)

  • 2020年9月

    神戸学院大学人文学部非常勤講師(「環境文化誌II」担当)(現在に至る)

所属学会

  • 日本アフリカ学会
  • 日本文化人類学会
  • 社会言語科学会
  • アフリカ教育研究フォーラム
  • 日本国際理解教育学会
  • British Association for Applied Linguistics Language in Africa Special Interest Group (BAAL LiASIG)

学術雑誌論文

  1. Sonoda, K. Accepted. ‘You all go to check there’: Egalitarian directive use by Baka children during group hunting. Research on Children and Social Interaction.
  2. 飯塚宜子・園田浩司・田中文菜・大石高典. 2020.「教室にフィールドが立ち上がる─アフリカ狩猟採集社会を題材とする演劇手法を用いたワークショップ」『文化人類学』85(2): 325-335.
  3. 園田浩司. 2019. 「やがて手離す言葉をめぐる言語社会化―狩猟採集社会バカの子どもとbangà―」『文化人類学』84(3): 243-261.
  4. Sonoda, K., Bombjaková, D., & Gallois, S. 2018. Cultural Transmission of Foundational Schemas among Congo Basin Hunter-Gatherers. African Study Monographs Supplementary issue, 54: 155-169.
  5. Sonoda, K. 2016. ‘Give Me the Meat, the Child Said’: Cultural Practice among the Children of the Baka Hunter-Gatherers. Hunter Gatherer Research issue 2(1): 39-62.

著書・学術論文

  1. 園田浩司・木村大治. 印刷中.「バカ語話者にみられる発話の借用―『発話の権利』は普遍なのか」定延利之編『発話の権利』ひつじ書房. pp. 53-79.
  2. 園田浩司. 2017.「森との向き合い方を学ぶ カメルーンの狩猟採集民バカ(一)」清水貴夫・亀井伸孝編『子どもたちの生きるアフリカ 伝統と開発がせめぎあう大地で』昭和堂. pp. 114-127.
  3. Sonoda, K. 2016. Constructing Social Learning in Interaction among the Baka Hunter-Gatherers. In H. Terashima and B. S. Hewlett (eds.), Social Learning and Innovation in Contemporary Hunter-gatherers: Evolutionary and Ethnographic Perspectives. Springer. pp. 113-124.
  4. 園田浩司. 2015.「狩猟採集民バカ・ピグミーの狩猟と『あいまいな発話』」木村大治編『動物と出会うI: 出会いの相互行為』ナカニシヤ出版. pp. 23-35.
  5. 園田浩司. 2016.『カメルーンの狩猟採集民バカの子どもにおける社会的相互行為』京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士論文.
  6. 園田浩司. 2011.『カメルーンのピグミー系狩猟採集民バカの対面的相互行為における関与』京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士予備論文.

その他

(報告書)

  1. 園田浩司. 2017.「スコットランド報告」グローバル化にともなうアフリカ地域研究パラダイム再編のためのネットワーク形成派遣報告(ウェブサイト).
  2. 園田浩司. 2016.「カメルーン共和国報告」グローバル化にともなうアフリカ地域研究パラダイム再編のためのネットワーク形成派遣報告(ウェブサイト).
  3. 園田浩司. 2015.「子どもの狩猟参加を構造化する周囲の協力 カメルーン狩猟採集民バカ・ピグミーの事例」寺嶋秀明編『交替劇A02班 研究報告書 No.5 狩猟採集民の調査に基づくヒトの学習行動の実証的研究』. pp. 63-70.
  4. Sonoda, K. 2014. The “Easy-going” Attitude of knowledgeable Participants in Hunting and Gathering Activities. 寺嶋秀明編『交替劇A02班 研究報告書 No.4 狩猟採集民の調査に基づくヒトの学習行動の実証的研究』. pp. 149-159.
  5. 園田浩司. 2014.「環境に支えられた教示の相互行為分析―狩猟採集民バカの事例から―」.『生態人類学会ニュースレターNo.19』. pp. 15-18.
  6. Sonoda, K. 2013. An Interaction Analysis of “Indirect Actions” in Hunting Activities among the Baka Pygmies in Cameroon. 寺嶋秀明編『交替劇A02班 研究報告書 No.3 狩猟採集民の調査に基づくヒトの学習行動の実証的研究』. pp. 87-93.
  7. 園田浩司. 2012.「学習行動を支える『関与』の方法」. 寺嶋秀明編『交替劇A02班 研究報告書 No.2 狩猟採集民の調査に基づくヒトの学習行動の実証的研究』. pp. 99-102.

(研究情報)

  1. 園田浩司.2017.「カメルーンのアフリカ研究 ―ヤウンデ第1大学を訪問して―」『アフリカ研究』91: 63-64.

(学会報告)

  1. 二文字屋脩・園田浩司・彭宇潔.2019.「第12回国際狩猟採集社会会議(CHaGS-12)参加報告」『文化人類学』83(4): 642-647.
  2. 園田浩司・二文字屋脩・関野文子. 2015.「狩猟採集民研究の最前線 第11回狩猟採集社会会議 (CHaGS-11) に参加して」(資料と通信)『文化人類学』80(3): 462-467.

(書評)

  1. 園田浩司. 2020.「書評―大石高典著『民族境界の歴史生態学―カメルーンに生きる農耕民と狩猟採集民』」『文化人類学』85(2): 150-152.
  2. Sonoda, K., Peng, Y., Sekino, A., Yanohara, Y., Sekiguchi, K., Hagino, I.,and Oishi, T. 2015. Book Review: Hunter-Gatherers of the Congo Basin: Cultures, Histories, and Biology of African Pygmies. New Bruswick: Transaction Publishers. Hunter Gatherer Research 1.2: 269-276.

(翻訳)

  1. オックス, E & シェフェリン, B(近刊)「言語社会化が文法発達にもたらす影響」(園田浩司訳)クック峯岸治子、高田明編『日本語の言語社会化』ひつじ書房

(ニュースレター)

  1. 園田浩司. 2014.「環境に支えられた教示の相互行為分析―狩猟採集民バカの事例から―」.『生態人類学会ニュースレターNo.19』. pp. 15-18.

(エッセイ)

  1. 園田浩司.2020. 「観の目の子育て」『アフリカの森の女たち――文化・進化・発達の人類学――』(ヒューレット, ボニー著、服部志帆・大石高典・戸田美佳子訳). 春風社.
  2. 園田浩司. 2016.「『文明』をひと呑みしそうなうつろさ」西本希呼編『科学で旅する世界 フィールドワークの現場から 梶茂樹教授退官記念集』.株式会社春日. pp. 25-28.
  3. 園田浩司. 2011.「日本から一番遠い、クリスマス」『アジア・アフリカ地域研究情報マガジン:メルマガ写真館』
  4. 園田浩司. 2010.「〈わかりあう〉ことへのアプローチ ―キンチョールジェットと豊川悦司―」『書評』.関西大学生活協同組合『書評』編集委員会.通巻134号. pp. 271-275.

主な研究プロジェクト

  • 「バカの子どもの自律的な関係の組織化―言語社会化アプローチ―」(日本アフリカ学会海外研究報告助成2020年度)
  • 「トイレを必要とする条件とは―狩猟採集民、農耕民、都市生活者の排泄と衛生条件の比較」国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B)2019年度-2023年度)研究協力者:園田浩司、研究代表者:山内太郎
  • 「パフォーマンス・エスノグラフィーを応用した地域研究方法論の共同研究」(京都大学東南アジア地域研究研究所 共同利用・ 共同研究拠点「東南アジア研究の国際共同研究拠点」(IPCR) 2018-2019年度)共同研究者:園田浩司、研究代表者:飯塚宜子
  • 「発話の共有に関する言語的社会化研究―カメルーン狩猟採集社会子ども-大人間相互行為」(科学研究費補助金・特別研究員奨励費17J01622 2017-2020年度)研究代表者:園田浩司
  • 「カメルーン狩猟採集民バカの言語的社会化研究」(日本学術振興会 頭脳循環を加速する戦略的国際研究ネットワーク推進プログラム「グローバル化にともなうアフリカ地域研究パラダイム再編のためのネットワーク形成」2016-2017年度)若手研究者:園田浩司
  • 「生態的適応の対面相互行為分析―狩猟採集活動で子どもの自由を支えるものは何か」(澁澤民族学振興基金大学院生等に対する研究活動助成 2015年度) 研究代表者:園田浩司
  • 「狩猟採集民の学習における『教示の不在』―積極的関与はなぜ隠されるのか―」(科学研究費補助金・特別研究員奨励費13J02838 2013-2014年度) 研究代表者:園田浩司
  • 「狩猟採集民の学習における「教示の不在」―積極的関与はなぜ隠されるのか―」(松下幸之助記念財団研究助成 12-080 2012年度) 研究代表者:園田浩司
  • 『ネアンデルタールとサピエンス交替劇の真相 ―学習能力の進化に基づく実証的研究―(研究代表者:赤澤威)』「研究班A02 狩猟採集民の調査に基づくヒトの学習行動の特性の実証的研究」(科学研究費補助金「新学術領域研究」1201 2010-2014年度) 研究協力者:園田浩司、研究代表者:寺嶋秀明

連絡先

Mail:sonoda[at]jambo.africa.kyoto-u.ac.jp (at]を@に変えてください)