内容

わたしの調査は、アフリカ農村における自給生活を営む人々を対象としてきました。農村では現金を介在させることなく、貧困だったのかもしれませんが、そこには確かな豊かさが存在しました。そうした農村社会が近年、急速に変化していますが、人々の動きには経済的なインセンティブだけでは説明できない情景が見えてきます。父親や村長、長老に対して、チーフに対して、上司や親方に対して、宗教的指導者に対して、そして、ときにテロ組織のリーダーに対して、人々は強い忠誠心を示すことがあります。周囲からは見えにくい、人々の忠誠心が、平和を希求する社会の動きになると同時に、社会を破壊する動きとなる可能性があります。忠誠心を切り口として、アフリカ社会における貧困や不平等、テロの問題、そして、われわれの社会・暮らしを考えていきます。

講師

大山 修一(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・准教授)

日時・場所

2018年1月20日土)15時00分〜17時00分(開場 14時30分)
京都大学稲盛財団記念館3階大会議室[MAP

対象

どなたでもご参加いただけます。

参加費

1講座 1,000円(5講座 4,000円)

お申し込み

事前のお申し込みが必要です。下記の「お問い合わせ先」にお申し込みください。

お問い合わせ先

京都大学アフリカ地域研究資料センター
TEL:075-753-7803
Mail:manabiafrica [at] gmail.com(at]を@に変えてください)

講師プロフィール

大山 修一(おおやま しゅういち)

京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了、博士(人間・環境学研究科)。西アフリカ・サヘル地域において、都市ゴミを使った砂漠化対処技術の普及により、都市衛生の改善と環境修復、食料増産、紛争予防をめざしている。主な著書に『開発と共生のはざまで-国家と市場の変動を生きる』(アフリカ潜在力シリーズ 第3巻、高橋基樹・大山修一編)京都大学学術出版会。

共催

日本学術振興会科学研究費補助金・基盤研究(S)アフリカ潜在力」と現代世界の困難の克服:人類の未来を展望する総合的地域研究代表:松田素二[京都大学])

ご注意・備考

会場併設の駐車場では、一般の方の駐車スペースを設けておりません。ご来場の際には、公共の交通機関をご利用くださいますよう、よろしくお願いいたします。